Atsushi EGAMI’s blog

紳士服、イラスト、チェス、神社仏閣名所旧跡

セビロの未来予想図 はじめに

セビロの未来予想図

 


はじめに

 


 従来のファッションリーダー達は、「次の時代はスリムだ」「軽量化だ」「カジュアルだ」と、常に新しい流行に乗り続けてきました。

彼らにとって価値観とは、次の時代に乗り遅れないために、流行が次にどうなっていくのかを、一生懸命追い続けることでした。

こうして出来上がった流行の服は、たしかにカッコイイんです。

しかしながら、ガンバって作ったはずなのに、満足感や幸福感をイマイチ感じないのは、どうしてでしょうか。

 


 そこであえて流行に乗らないクラシックな服をベースにして、

現代の服を考えてみることにしました。

そのほうが現代のファッションを俯瞰出来るんじゃないかな、と思えたからです。

基準は、1920~30年代のブリティッシュトラッドにします。

ほぼ100年前のファッションです。

この時代に、おおむね現代のスーツスタイルが出来上がりました。

つまり最初にメンズファッションの良し悪しを判断する基準は、この時代の英国スタイル一択にします!

しかし、その枠の中ででも、自ら選択し行動をしているうちに、

「限られたなかでも主体的に動けば、自由は生まれてくる」と考えたからです。

 服の基本と着こなしを、20~30年代のブリティッシュトラッドで学んだら、

それを咀嚼しながら、

そこから50~60年代のアメリカントラディショナル、

さらに90年代から始まったクラシコイタリアへと視野を広げていきます。

ここまできで初めて、自分流の着崩しやアレンジを、楽しむことができるようになります。

進化し続けるクラシック、クラシコジャパンの始まりです。

 


 20世紀の流行はみんなで共有できました。個人のスタイルも同様です。

21世期も流行は起こるでしょう。しかし、個人のスタイルは、流行を取り入れながらも、自分流をつらぬくことになります。

服のマイブームです。

あなたは何になりたいですか?

そのために何を実行していますか?

具体的にどんな成果がありましたか。

そこから自分のスタイルが生まれます!

そうして自分の居場所が出来てくるのです!

 


 このブログを読んで、あなたのスタイルが、クラシックスタイルになったなら、

自分を表現する服に、ぜひクラシックな服を着て欲しい。

それができたなら、

クラシックな服をベースにしながらも

今風、自分流を加えて着こなしを楽しんで欲しい。

その着こなしが、

「あなたらしいね!」

といわれるまでになれば幸いです。

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