Atsushi EGAMI’s blog

紳士服、イラスト、チェス、神社仏閣名所旧跡

陣ケ下渓谷公園を歩く

 最近、私は一日中タブレットスマホで作業をしています。

イラストを描き、ブログを書き、隙間時間には時々ですがオンラインチェスもやってます。

そんなこんなで夕方になると、すっかり肩が凝り固まっています。

スマホ首」ですね。

だから何か運動をしたいと思っていました。

そういう時に五木寛之氏の「風の王国」(新潮文庫)を読んだせいか、めずらしくウォーキングをしようかと思いました。

また最近(2023年3月)、相鉄&東急新横浜線が開業しました。

そういったタイミングの良さもあり、「陣ヶ下渓谷公園」を歩いて横断することにしました。

 


 「陣ヶ下渓谷公園」は、横浜市保土ケ谷区にあり横浜唯一の渓谷で秘境だ、と聞いていました。

道順はまず相鉄新横浜線西谷駅まで電車を使い、そこからは帷子川沿いを徒歩で進み約15分で着きました。

渓谷公園の入り口まで行くと、横浜の川沿いあるある「杉山神社」がやっぱりありました。

そして、渓谷に入ると… 公園の上を環状2号線の高架道路が通っています。

秘境と聞いていただけに、ちょっとだけ興醒めしてしまいました。

それでも公園内は適度に薄暗く、鳥の鳴き声が響き渡っていました。

小川の流れに沿って歩き続けると、自然の空気に清涼感がありました。

目視は出来ていないけど、かなりのマイナスイオンを浴びたはずです。

最後は息が上がり、足も重くなり、疾步した!とはとても言えませんでしたが、渓谷公園を無事歩き切り、そこからさらに少し先の高台にある「水道みち向台公園」まで行き、そこで初めて休憩をとりました。

ウォーキングの目的は、十分果たせました。

 


 ところでこの丘の上にある「水道みち向台公園」、ここはかつて源頼朝の家臣である和田義盛が、狩りのための陣を張った所といわれています。

渓谷は、ここから見下ろせる場所にあることから、「じんがした」と呼ばれるようになった、といわれています。

ここ以外にも相鉄線沿線は、鎌倉時代にまつわる話が多いですね。

 帰りはそこからさらに上星川駅まで歩いたのですが、下り坂だったのでなんとか…いや、余裕で歩き切りました。

 


 翌日は足腰が筋肉痛だったこともあり、一日中、家でゴロゴロしてました。

それでも時々なら運動するのもいいですね。

何より肩凝りからは解放されました。でもそのわけは、その日はただタブレットを使っていなかっただけ、だからかもしれません。f:id:atsu_egami:20230524211638j:image
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風の王国

風の王国 
五木寛之 (著)
新潮文庫 1987年
800円(税別)

 

五木寛之氏のこの小説は、今読むといい意味で昭和の空気を感じます。

ストーリーからは、日本における 山の民の歴史、その光と影が伝わってきます。

完読すると、ウオーキングや登山をしたくなりました。

話が面白かったので、一気読み出来ました。

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ラヂウム霊泉湧出記念碑

私が、この石碑がなくなっていることに気付いたのは、2019年頃だったと思います。

石碑は、大綱橋周辺が温泉地であったことを記録に残す記念碑でした。

私が石碑がないことに気付けたのは、その頃その場所では新しい建物を建設中だったからです。

記念碑なのだから、当然すぐ近くに移動したのだろうと思い、建設現場の周辺を探索しましたが見当たりませんでした。

まさか捨てられたのでは、と不安がよぎりました。

 

その後かなりたってから大綱橋の前を通ると、その石碑がありました。

石碑は綺麗になり日当たりのいい場所のせいか、石碑の文字が読みやすくなってました。

それから石碑の噂や情報を収集し話をまとめると、石碑は2018年12月に一旦撤去され、2019年2月に大綱橋のたもとに移築再建された、ということでした。

石碑の保存に尽力された方々に感謝します。

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金蔵寺

清林山仏乗院といい、天台宗のお寺です。

横浜市港北区日吉本町にあります。

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平安時代末期の貞観年間(859-877)開基しました。

境内には、カラフルな建物が多く大陸っぽいなと感じました。

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左の辯天堂から裏山へ登ればあたりを一望することができます。

鐘は徳川ゆかりのものです。

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真福寺

下田山といい、曹洞宗のお寺です。

横浜市港北区下田町にあります。

江戸時代初期の慶長年間開基しました。

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山門はなく、灯籠が入口に五基あり階段を上がるとさらに二基あります。

境内は静かで落ち着いた感じです。

巨木が複数ありジュラシックパーク感さえあります。

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紋はマンジが二か所あり、よく探すと建物の上に九曜紋もありました。

また西側の地面には以前の建物に使われたと思われる瓦が置いてあります。

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そこには五七桐が付いていました。

大本山総持寺の寺紋ですが、現在は遠慮して付けていないのでしょうか。

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